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シヌクレイノパチー

特発性パーキンソン病 idiopathic Parkinson's disease

中心部に立っている人物がJames Parkinsonである。イギリスのパブで昼間からアルコールを飲んでいる人達に注意をしている模様である。

上の2つの手描きの絵は、1919年にTretiakoff(トレチャコフ)が描いたレビー小体である。左下は、黒質の神経メラニンを含有する神経細胞の中にあるレビー小体である(HE染色)。右下はレビー小体の周囲の部分がリング状に抗ユビキチン抗体で染まっている所見である(ユビキチン染色)。

神経細胞の破壊により神経メラニンが失われるため(脱色素depigmentation)、黒質(左)、青斑核(右)の本来の黒色調が失われる。

中脳の黒質のグリオーシスを示す(ホルツァー染色)。

黒質緻密帯の神経メラニン含有神経細胞のレビー小体は、周囲が明るくなっているハローと言われる小さな形態のものと、細胞全体を占めるような大きな形態をとるものがある(HE染色)。

αシヌクレインでハローの部分がリング状に染まっている。神経突起の中にもαシヌクレインが蓄積している(αシヌクレイン染色)。

大脳皮質の神経細胞に形成されるレビー小体は、脳幹部(中脳黒質、迷走神経背側核、青斑核など)に形成されるものと違い、比較的大きなもので、細胞質全体を占めるものが多い。皮質型レビー小体と言う。

ユビキチン染色でよく染まる。